起業して何が嬉しいかと言って、お客さんから料金を貰うときほど嬉しいことはありません。特に、開業して日の浅いうちは新鮮な感動を覚えます。
何とも恥ずかしい気持ちと、やっと起業で売り上げたという、晴れ晴れとした気持ちとがごちゃごちゃになって、こればかりは起業を経験したことのある人でないと判りません。
この状態が連日続いて、日々売上げが伸びているときは、仕事も楽しいですし、やりがいを感じることもできます。経営者にとっては、起業して良かったと実感する時でもあります。
問題は、売上げの伸びに比例して、それだけの利益も上がっているか、どうかです。経営セミナーなどでも、売上げ大幅アップのセミナーはいっぱいあります。しかし、利益を増やすためのセミナーはあまり見かけません。
これは、講師の関係で、営業や販売の専門家は売り上げ増を第一に考えます。利益を増やすとなる会計士や税理士の分野で、こちらは大手企業向けのセミナーを舞台にしています。
会社の業績を良くするためには売上最大化です。同時に、経費最小化の努力もしなければ、大きな利益には結びつきません。売上げを増やしながら、一方ではいかに経費を減らすか、経営のキモです。
起業すると、どうしても売上げばかりに目が向きがちです。古くからの経営者の中には、売上げさえ上がっていると、何とかなるという人も少なくありません。
現代の経営は、まず利益を上げることから始まります。売上増だけでは、会社が安心して継続することが難しいです。売上げと経費減とを、バランスよく進めることです。
【ひと言】
売上げを上げることは、起業にとってとても難しいことです。これまで売上げゼロだった会社が、数字を積み上げていくのですから、開業前に色んなシミュレーションをしてお客さんに振り向いてもらう努力が必要です。その点、経費を増やさない努力は比較的楽です。ただ、開業時に資金をしっかり管理できる起業家は少ないです。ここにも目を向けましょう。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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