現在わが国では、40代後半から50代、60代の中高年の人の起業が増えています。老後の生活を支える年金制度の脆弱性や、家庭の家計を考えますと中高年になっての起業は自然の流れと思います。
ただ、誰もが起業して上手くいくわけではありません。中高年の起業に必要なポイントを整理してみます。中高年起業にとって欠かせないのは、起業する人にとって得意ジャンルの商品やサービスの専門知識と技術力です。
起業の入口の話になりますが、お客さんを集めるための専門分野を考える必要があります。よく、そんなに高いレベルの知識は絶対無理ですと言う人がいます。
高いレベルが必要か、低いレベルで大丈夫かは、当人ではなくお客さんになってくれる人が決めること。最先端のパソコン技術をもっていなくても、パソコン教室の経営者や講師にはなれます。
お客さんが高齢者の場合、高いパソコンスキルよりも、コミュニケーション能力の方が大事になります。起業するビジネスでは、お金儲けばかりを考えずに、社会に貢献する気持ちも大切です。
今の時代、お金儲けばかりを考えていては、ビジネスを継続することができません。また当人も、会社からは離れて、少しでも社会と寄り添ったビジネスをしていると、気持ちの張り方が違ってきます。
起業するときには、少ない資本で起業することによって、大きなリスクは取らないこと。中高年の場合、新たに事務所を設けるようなことはしないで、自宅でスタートを切るようなケチケチ作戦に徹することです。
いつでも撤退できる気持ちの余裕が、起業成功の鍵になります。スタート時は、ほとんどの人は一人起業ですから、ご家族の方の理解を得て、強力な協力者になってもらうことが重要です。
一人の場合、代わりとなる人がいませんから、何かしら力になってもらえる人は大切です。また、人付き合いを大事にすることが、見えないカタチの協力を得ることにもなります。
【ひと言】
体力と同じで、若い人に負けまいと全力でビジネスを展開する人がいます。人間の身体は50年くらいしか生きられないように設計されていて、それ以上の人生は医療の進化の賜物です。若い人の場合、失敗してもやり直しが可能ですが、中高年はやり直しは期待できません。体力も衰えます。全体に余裕をもった起業を心がけると気持ちが楽です。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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