日本人の起業と欧米人とを比べたとき、日本人はその時々のトレンドをほとんど気にしないようです。その結果、利益は上がらず、失敗に直結する原因になるとも言われます。
この場合のトレンドとは、今の時代の風潮であり、お客さまが求める傾向でもあります。よくアパレル業界では今年の流行色とか、飲食業界での流行のスタイルをトレンドと考える人がいます。
これらは利用するお客さまにとってのトレンド。店舗経営をする人にとってのトレンドとは、過去10年近くに渡る流行の流れを認識した上で、今後の流れを読むことがトレンドです。
お客さまの側のトレンドは、当たるかどうかは別にして専門誌やネットに答えが書かれています。経営側のトレンドは、もし外れた場合には閉店に追い込まれることもあるほど真剣です。
ビジネスを行なう上では当然リスクが伴います。世の中には、扱う商品やサービスが大流行して大きな成功を収める人はいる反面、トレンドを外して失敗する人もいます。
トレンドを意識することで、成功失敗の原因を認識することが可能になります。現在のように、気に止めないで開業したなら、失敗の原因を単に売れなかっただけで、何の教訓も得ることなく経営者を降りることになります。
まず、自分のビジネスにとってのトレンドを深く考えてみてはどうでしょうか。これまで表しか見えなかったことが、色々と裏の部分も見えてくるように思います。
【ひと言】
起業や新規事業を考える人は、対象となるビジネスの過去、現在、将来の3点から考える必要があります。どうしても現在ばかりに目が向いて、将来はどうなるのか抜けている人もいます。一生に何度も経験のできない起業ですから、事前にマーケティングと経営戦略の作成は慎重に手を抜かないことが鉄則です。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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