わたしがイメージしている起業の入口というと、青のランプ(本当は緑色に見えます)が点滅しているものと、赤のランプが点滅しているものと、その間には黄色のランプでしょうか。
青のランプは、中堅・大手企業の下請け仕事です。横浜市で傾くマンションが問題になっていますが、あそこの仕事には社名の出ない3次以降も、多くの下請け業者が入って仕事をしています。
建設ばかりでなく、製造業、運送業、通信業、情報システム建設など、大掛かりな事業には、その全てに下請けが入っています。フランチャイズのコンビ二店加盟などもその分類に入りそうです。
お客さんは、大手が独自の営業で探してくれますから、顧客作りの苦労はありません。業務に対する支払いも、仕事の内容も、大手が責任をもってくれますから心配はありません。
難点は、支払ってもらう入金が仕事の割には少ないこと。仕事を割り振る大手は仕事内容をよく知っていますから、決して大きくは儲けさせてくれません。毎年コストカットを言われる業種もあって、思いのほか厳しいです。
一方赤のランプは、起業する人が自分でお客さんを作るために、商品やサービスを売り込むビジネス。起業はゼロからの出発を意味しますから、スタート時から下請けとは違ってたいへん苦労をします。
ただ、仕事は自分で創意工夫してお客さんに喜ばれ、その数を増やすことによって、収益は青天井になります。ここは下請けと決定的に違いますが、頑張ると頑張るだけ会社の収入は増えます。
起業する前に、この仕組みをよく納得した上で、行なうことが大事な気がします。下請け仕事で後悔している人をよくみます。ただ、自分でお客さんを作ることはたいへんなことです。
【ひと言】
今後、わが国は人口減少によって、人手不足が深刻になることははっきりしています。そのため、起業するよりも、会社勤めを続けたほうが有利な人もいます。逆に、今の会社でいくら頑張っても将来に期待が持てないなら、起業する手もあります。あなたの一生がかかった問題ですから、周りの雑音には影響されず、しっかり本気になって考えてください。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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