世間では、ブラック企業として悪評の高い会社が営業する店なのに、今夜もお客さんはそこそこ入っていて、世間の悪評などその程度のものかと意外に思うことがあります。セブン-イレブンやすき家などはよい例です。
最近は、安倍首相に対する批判も強く、アベノミクスなどすっかりメッキが剥げているのに、マスコミが実施する世論調査の支持率は、40%前後の高い支持率に驚いています。
どうも、世間の評判と現実との間に納得できない乖離があることから、すき家の常連や安倍首相の支持を口にしている人に、その理由を聞いてみました。
答えは簡単でした。すき家の近くには、ファーストフード店や牛丼店がないだけの話でした。今、安倍首相に辞められると、代わりに首相になる人が見当たらないとも言われました。
人はどうしても、モノゴトを絶対値で見がちです。ラーメン店を開業するなら、日本一美味しいラーメン店を目指すと発言したくなります。
特に、これから起業する人の場合は、ベターよりベストを求めがちです。最高の商品やサービスを売り出すと、絶対に売れると思い込んでいます。
しかし、あまり品質の高い商品を作ろうとすると、そのコストの高さが原因で自爆するのがオチです。それは、ビジネスではなくて、個人的な趣味の話になります。
ビジネスにおいて求められるのは、持続可能で相対的に見て高いレベルの商品やサービスです。開業する出店場所の周辺を調査して、品質、サービス、価格、接客、販売法などで勝っているかどうかが決め手です。
もし、周辺に大手企業の店舗があっても、お客さんがいやいや買っているような店なら、勝機は十分にあり。これが、ビジネスの相対的な市場で勝つ条件です。
開業前のプレマーケティングが、いかに大事か判ってもらえたでしょうか。実際に、来店してくれるお客さん心理にどこまで近づけるか、ここがポイントになります。
【一言】
「ビジネスとは心理学」とはよくいった言葉です。広告にしろ、看板にしろ、お客さんと対話をする一環と考えると判りやすいかも知れません。相対的にビジネス戦略を考える手法は、比較的古くから優秀な経営者には知られていました。日本中を相手にするより、商圏にある地域によく知られることが第一です。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 13位です。
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