宅配のヤマトが、ビジネスモデルを作るキッカケが牛丼の吉野家と聞いて、最初はよく理解できませんでした。わたしは、吉野家の牛丼製造センターを参考にして、ヤマトの配送センターが生まれたのかと思っていました。
その後、調べてみたら、ヤマトの創業者 小倉昌男さんは、牛丼一品だけを売っている吉野家が、どうして経営が成り立つのか不思議だったようです。
今から40年以上前の時代、メニューを多く揃えることがビジネスで成功するための原則でした。運送会社も、小荷物から大物荷物、引越しなど、何でも手がけていました。
その時代、日本通運がガリバー企業で、ヤマトは町の小さな運送屋さんでしかありません。そこで小倉さんは、扱い荷物を宅配の小荷物だけに絞ります。
扱い商品の絞込みは、今ではどんな業種においても実施されています。日本のイノベーションでも古典的な部類に入ります。
現代は、イノベーションが難しい時代といわれます。それでも、他の業種で行なわれている手法を取り入れ、ライバルに差をつけている会社は多くあります。
飲食業界では、製造業で取り入れているカンバン方式を真似た厨房作りにより、作業の合理化を進めているなどは典型的な例です。
絶えずイノベーションを考え続けることにより、生産性を高めることができると経営は安定します。この努力をしない経営者は、事業に失敗することになります。
【ひと言】
今は、個性のある会社は元気ですし、他と似たようなスタイルを真似てる会社は不振です。個性とは、他社にはないイノベーションを多く取り入れている会社。起業する場合は、他の会社と比較しやすいですから、意識してイノベーションを取り入れることです。お客さんに、このお店はどこか違うと思ってもらえたら、経営は軌道に乗りやすくなります。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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