野村総合研究所が今後10~20年以内に、日本で働いている人の49%の仕事は、人工知能(AI)やロボットに取って代わられる可能性があると、英オックスフォード大学との共同研究を発表しました。
これまでにも、オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授らによって、AIに代替される可能性の高い仕事を公表されましたが、米英向けの内容で今回は野村総研と日本向けにアレンジされているようです。
野村総研が公表して記事内容はこちらです。
技術進歩に伴って、これまでも多くの仕事が消え、新たな仕事が生まれていますから、AIやロボットという点を除くと格段新しいことではありません。
ただ、20年程度の短期間に、既存の仕事の半数近くが無くなるかも知れないと言うことは、30代、40代の働き盛りの人にとって心穏やかではないのではないかと思います。
日本の場合、米英とは違って真剣に考えないといけない事情があります。一つは、日本企業の管理、営業、開発、研究などのホワイトカラーの業務の生産性が低く、立て直す必要があること。
二つ目は、日本の労働人口は今後ますます減少しますから、AIに切り替えないと会社が持たないことです。リストアップされた仕事は、減少はするけれど急にゼロにはならないです。
三つ目は、今後ますます必要とされる仕事の多くは、個人営業で成り立つ仕事ばかりです。医者やアーテスト、デザイナー、講師など、組織内でするより自営で行なわれる仕事ばかり。
これまでも言われたことですが、今後は仕事を一つだけに絞るよりも、複数の仕事を展開するほうが有効なビジネスができそうです。今後成長が期待される仕事を見て、強く将来の仕事のあり方を感じました。
【ひと言】
わたしが、AIに勝る人間の能力の話をしますと、「コンピュータに人間は敵いませんよ」と笑う人がいます。確かに計算や記憶ではAIに敵いませんが、AIの特性は人間が出した問題に答える能力が桁はずれていること。ただ、問題を出すのはあくまでも人間です。しかも、現代はこの問題を考える能力が働く人には問われています。考える力を鍛えると大丈夫です。
ビジネス・起業相談はこちらから
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 21位です。
ここからクリックお願いします。 人気ブログランキングへ