今後、20年間に日本では49%の仕事がなくなる可能性があると、野村総研が試算しています。1億人以上が暮らす日本社会ですから、その代わりに新たな仕事が生まれる可能性が高いです。
奇才みうらじゅんさんは、このタイミングを計っていたように新たな本を上梓しました。11月に発売されました『「ない仕事」の作り方』はたいへん売れているようです。
これまでに「マイブーム」や「ゆるキャラ」など、話題を集める造語を作ってきたみうらさんは、一方で日本社会にこれまでなかった仕事の企画、営業、接待と全部一人で行う「一人電通」人間でもありました。
新刊の「ない仕事」の作り方では、アイデアのひらめきから、ネーミングのコツ、世の中への広め方など、これまでの彼が作り出してきた仕事スタイルの、大半をさらけ出していると言います。
ただ、気をつけたいのは彼の発想には、利益を上げる発想が希薄なこと。「自分の好きなこと」と「人の関心を集めることができそうなこと」の組み合わせによって、これまでない仕事を作ってきました。
みうらさんは、1990年代から人に白い目で見られる下ねた好きの「おたく」人間です。現代は、この「おたく」が人権を得て、ビジネスの世界においてもシェアを広げています。
気をつけないといけないのは、今は「ない仕事の作り方」を書いていますが、ビジネスとして軌道に乗るかどうかは別の話し。直ぐ、起業に結びつくような話しではありません。
もし、みうらじゅん的起業を試みたい人は、会社勤めをしながら準備の一環として、ない仕事を作るのは面白いです。どう収益と結びつけるか考えたいときは、中山おさひろに相談してください。
【ひと言】
ある起業家の人の話で、とても感心した台詞でした。「人間はいつか死ぬんだから、それまでは自分らしく生きたい。リスクとは何か? お金のことばかり考え過ぎていないか? 自分は何をしていると幸せか? お金と常識にとらわれ過ぎていないか?」 お金の反対側には、人のためとか、目には見えない価値とかがあると思っています。利益、利益と言う人が利益を上げられず、利益を気にしない人のほうが利益を上げている現実。どう思います?
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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