金星探査機「あかつき」が5年の歳月をかけ、やっと金星に向けての軌道に乗りました。2010年12月打ち上げの時には、軌道に乗せることができず失敗衛星とされていました。
5年もかけて失敗を挽回するための軌道修正を続け、やっと当初の目的に向かうことができると何となく嬉しくなります。この失敗の挽回は、起業したときの失敗によく似ているからです。
起業の場合は、準備期間から開業後までほとんどが失敗の連続です。大半の人は初めて起業するわけですから、これは仕方のないこと。失敗を重ねることによって自分のビジネスを覚え、スタイルを作っていくことになります。
失敗と言いましても、大、中、少のランクがあって、開業資金不足や扱い商品の間違いなど、大でない限りは直ぐに閉店へと追い込まれることはないです。
ただ、中や少での失敗が何度も続きますと、最後に行き詰ることは確かです。「あかつき」と同じで失敗に早く気づき、適切な修正をすることによって、事業継続の軌道に乗せることは可能です。
万が一、閉店になることがあっても、起業家の心がけ次第では、再び開業することができます。2度目の開業になりますと、失敗を何度も経験しているだけに上手くいくことが多いです。
最初に会社を畳むときに、市場の環境をしっかり把握して、新たに他とは違うニーズを見つけることのできた人は、2度目の起業で大成功する人が多くことは確か。
起業家や経営者として向かない人は、事業が不振のときに嘆いてばかりいるタイプの人。他人や運のせいにして、転んでもタダでは起きないタイプには化けれない人です。
失敗の時には、自分の味方や力になってくれる人が判りますし、充てにならない人も判断できます。「あかつき」の軌道修正は、起業にとって知恵と勇気とを与えてくれる出来事です。
【ひと言】
起業は人にとって仕事と言うよりは、その人の生き方そのものと思います。そのため、一度起業した人で自分の生き方に向いていると思う人は、その後何度も何度も起業を繰り返します。そんな人を見てますと、つくづく人の生き方であることを感じます。お金のためとかは、二の次三の次になって、お客さんに喜ばれたい気持ちでいっぱいの人が多いのも特徴です。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 17位です。
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