わたしの住む、東京多摩地区の最大都市立川市では、今月10日にショッピングセンター「ららぽーと 立川立飛」が営業を開始。年間売上げ330億円を目指してオープンしました。
1つの施設で330億円の売上げもすごいですが、その大半は周辺の百貨店、駅ビル、商店街へ行っていたお客さんをららぽーとに招くもの。反対に、お客さんの逃げられた店舗は売上げを減らすことになります。
今、大手小売店は、集客力の高い器を求めてしのぎを削っています。東京多摩地区では、人口減の続くわが国では数少ない人口増が期待できる地域。大型店の開業が続いています。
小企業の場合、大型店への出店は難しいですから、その周辺など通り沿い狙いで店舗探しをする人が多いです。最近話題になっているのが、全国で店舗戦略の見直しを進めるマクドナルドの閉店跡です。
業績の悪化が続くマクドナルドでは、売上げ減少の続く店舗を閉店しています。マックの売れ行きは悪いですが、出店している場所自体は専門家が丹念に調査して選んだ良好なロケーションばかり。
このマクドナルドの隠れた資産を見逃すことはないとばかりに、各地で閉店跡の店舗を借りようとする人が増えています。わたしの街でも、駅前の小型店が11月末をもって閉店して、その後の争奪戦が展開しているようです。
開業資金の少ない小企業にとって、名の通ったブランド店舗跡は注目に値します。そのまま跡店舗を借りるのは難しくても、その周りを借りることも一考の価値があるのでは。
現在、有名チェーン店には店舗戦略の変更によって、整理に入っている会社がけっこうあります。売れ行きが落ちているとはいえ、過去に相当数のお客さんを集めた店舗ばかり。投資額の少ない小企業にとっては、まだまだ価値があります。
【ひと言】
開業する人にとって、店舗選びは難しい問題。特に、初めて店舗を探す人にとって、既存のライバル店や不動産業者を相手に最良の物件を探すことはたいへんな作業です。最初からベストの物件を狙いすぎて壁に突き当たり、結局は最悪の物件に落ち着くなって人が多いです。最初からベストは無理と諦め、ベター狙いが意外と上手くいくようです。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 11位から 12位に下降しています。
ここでクリックお願いします。 人気ブログランキングへ