ヤフーは、高級ホテル・旅館の予約サイト一休を買収することになりました。一休は、先日業績好調につき、社員にボーナスとは別に一時金50万円の支給を発表したばかり。
わたしの頭に浮かんだのは、社長の森正文さんの体調がすぐれないのかという疑問です。森さんは、起業当初からC型肝炎のキャリアであることを公表していましたから。
一休の起業ビジネス自体は、90年代の終わりに、夜の新宿で高級ホテルに明かりの点いている部屋と、点いていない部屋をみて思いついたアイデアをビジネスにしたものです。
当日の空き部屋をオークションで利用者を募ることで、ホテル側も、オークション運営会社も、利用者も得をするウィン-ウィンのビジネスです。ただ、ネットによるマッチングビジネスの黎明期に立ち上げたビジネス。
現在では、この手のビジネスは掘り尽くされて、あまり参考にはなりそうもないです。森さんの起業に向けての軌跡には、わたしがいつも感心させられる話しがあります。
生命保険会社に勤めていた30歳のときに、C型肝炎が発見されたときのことです。5年間の入院生活を経験、退院して1年後に保険会社を退職して起業しました。
しかも、貯めていた資金のうち2000万円近くを株式投資でなくす失敗も経験しています。90年代後半の金融恐慌の時期のこと。そこから立ち上がったのですから、たいへんな精神力の持ち主です。
起業で成功したといっても、誰もがそこまでの過程では色んな経験をしています。問題は、負けずに這い上がってくるか、諦めて転がり落ちていくか、どちらかの違いです。
【ひと言】
起業も新規事業も、成功するか失敗するかは別にして、現代は起業方法がある程度確立しています。既存のビジネスと他のビジネスとをどう組み合わせるかによって、新たなビジネスを生む方法です。また、起業は不確実性が高いですから、1本の事業に絞って取り組むよりは、ある程度他の事業にも粉を振りまいておいて、ゼロからより1や2までレベルを上げた上で起業する方法を勧めます。
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元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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