現代の起業のキーワードは、「労働人口の減少」、「外国人観光客の急増」、そして「ＩＴ技術の急速な普及」の３点が上げられます。人手不足も、爆買いも、ネットサービスの広がりも、このキーワードの範ちゅうに入ります。
それほど凄まじい変化がこの１０年ほどに発生し、多くの国民を戸惑わせています。起業にとって面白い時代ともいえますが、一方でたいへんなことも起こっていても不思議ではないです。
わたしが医療関係課題で、相談に乗ってもらっている人から聞いた話です。小児科医の話によりますと、最近幼児の病院での泣き方が尋常ではないと言われています。
今も昔も、診療室に入った幼児は、環境の変化や恐怖から大声で泣くことに変わりはありません。ただ、最近この泣き声や泣き止むまでの時間の長さが普通ではない。心の病ではないかと疑うほどに以前とは違うそうです。
ここで医師が疑っているのは、そのような幼児の両親が片時もスマホを離さずにいるのをみて、仮説を立てているようです。しっかり幼児の目を見て、表情豊かに話さないことに原因があるのではと。
近年、人を殺したい願望をもつ頭の良い子には、「愛着障害」という心の病があるのではないかと疑われるようになりました。幼児期に愛情を薄く育てられたことによって、発生すると言われています。
これまでにも、生活に密接な新たな機器が普及する過程には、大きな犠牲を巻き起こしています。自動車の広がりで、多くの人が交通事故で亡くなっています。テレビの普及では近視の人が増えました。
スマホの普及によって、多くのメリットがあることは確か。反面、歩きスマホでの交通事故があり、幼児の成育に影響があっても何も不思議ではないです。起業では、このような問題に対応することも役割があると思います。
【ひと言】
文明の利器と言われる影響力の大きな機器が普及するときには、多くの人が色んなカタチで犠牲になっています。自動車では、普及過程の１９７０年に約１万６千人が亡くなっています。１４年は４１１３人ですから、普及台数がまだまだ少ないのに事故ばかり多い時代。スマホも現代の安全基準が高くはなっていますが、思いもよらない障がいは防ぎようがないです。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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