わたしはこれまで起業する人に、ビジネスは「儲けようと思わない」ことが大事といい続けてきました。そのため、「儲けなくて起業ができますか?」と言った質問をよく受けます。
端から、人のため、人に役立つためにビジネスを考える人は偽善と思います。最初は、自分のためだけに、あれこれ模索して、失敗を重ねた結果、人の役に立つビジネスに行き着つ人がほとんどです。
自分が儲けることは一度脇に置いて、まず人に役立つことをすることによって、自分の儲けにもつながってくる、目には見えない仕組みの流れのようなものを感じています。
お客さんが求める商品やサービスを提供することを第一に考え、自分が儲けることは二の次三の次と目を瞑っていても、その後から黙っていても儲かるようになるものです。
よく、難問題にぶつかってにっちもさっちもいかない時に、その問題を3つか4つのパーツに分解して考えると、解決する糸口が見つかることがあると言います。
ビジネスを継続するためには、儲けなければこのままではやっていけないといった問題と直面したとき。「今、お客さんが求めている商品やサービスは何なのか?」
「商品をターゲットとするお客さんに知ってもらうには、どのような方法があるのか?」「どのような販売を考えると、ターゲットとするお客さんに買ってもらえるか?」
この様に、問題を分割して考え、解答を求めるコトが可能です。一見儲けとは直接関係ないようですが、解答次第では、お客さんが増え多くの注文を貰うことによって、儲けの方から近づいてきます。
特に、会社を退社して慌てて起業したり、資金繰りが厳しくて頭は儲けることでいっぱいになっているときには、この様な柔軟な考えは思い浮かばないものです。
儲けることばかりで、頭が凝り固まった人にはこの話は役に立ちません。頭に少しでも余裕のある人は、儲ける気持ちを封印して、人に役立つビジネスを探してください。
【ひと言】
「異性関係と金儲けは似ている」とは昔の経営者がよく口にした台詞です。こちらが目の色を変えて追いかけると、相手は訳もなく逃げるというものです。異性の場合は、好き嫌いではなく追いかけられると怖いから逃げます。お金も、目の色を変えて追いかけますと、人と同じように逃げますから不思議です。困ったときにはお金は頼りになりますから、できるだけ仲良くする方法を考えてください。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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