金銭授受問題の発生で甘利明さんの口から「記憶の整理」という言葉が出て以降、妙に頭の中に残っています。今まで、自分の記憶を整理するようなことを意識しなかったからです。
ただ、直ぐ頭に浮かんだのは、先日問い合わせをくれた人の中に「白いたい焼きでの開業は上手くいく可能性がありますか?」 白いたい焼きが流行った8年くらい前なら分りますが、3日前のことです。
今は、多くのたい焼き店でも白いたい焼きは売られていて、まったく珍しい商品ではなくなりました。この相談者さんは、記憶の整理をしていなかったのか、ネットの落とし穴に嵌ったのか。
ネットで情報を収集するとき、最近の情報も古い情報も検索ランクでは並列に並びますから、けっこう古い情報であることに気づかないことがよくあります。ネットの落とし穴です。
起業を考えるときも、そのキッカケとなる情報がいつのモノなのか精査する必要があります。今ですと、デイサービスでの開業や、人材派遣での開業など、環境がこの数年で大きく変化していますから注意が必要です。
特に、バブル崩壊後の90年代後半、リーマンショックが起こった08年以降は、従来のままのビジネス手法では継続が難しくなっています。今は、起業方法に正解のない時代に入っています。
目の前の事象を照らしながら、手探りでニーズと提供する商品・サービスとを考えるのが、今の時代の起業と考えています。既存の事業継続が難しくなっているだけに、起業する人にもチャンスはあります。
【ひと言】
今から20年くらい前までは、運動をしている最中に水を飲むことは厳禁でした。今は、水を飲むことが奨励されています。科学の進歩とデータの蓄積によって、何が良いか判断が変わります。ビジネスにおいても、同じように仕組みは変わっています。起業においては、昔は初期投資の多い起業ほど有利とされましたが、今は使用目的がはっきりしない資金は、心の緩みを招くとして出来るだけ初期投資を抑えるのが良い起業とされています。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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