会社がつぶれる倒産は人をたいへん不安にしますが、人がその辺で倒れている姿を見てもとても不安になります。わたしはこの冬、3度も人が倒れている姿をみました。
1度は、買い物に行ったショッピングセンターのトイレ近くで、二人の係員が側に立っていました。他の2度はわたしが通うフィットネスの浴場で、こちらはまだ係員の来る前でした。
どちらも顔見知りで、何とかしてあげたいのですが、周りにいた誰もがどうするとよいのか判らずオロオロするばかりです。その後、風呂当たりのようで問題はなかったのですが、本当に無力を感じました。
そんな情けないこともあって、初めて地元体育協会が主催する救急救命の研修会に参加しました。体育施設に20人弱の人が集まり、AED(自動体外式除細動器)を含む救命講習です。
恥ずかしい話、わたしはほとんど予備知識がありません。講習で初めて判ったことですが、人が倒れているとき、最初に確認するのは意識があるかどうかです。また、呼吸をしているかどうかも確認する必要があります。
意識がある、呼吸をしているなら、声を掛けて励ましながら救急車を呼ぶことだけ。もし、意識がなく、呼吸もしていないと判断したときは、胸骨圧迫をして人工的に呼吸を呼び起こします。
まず、倒れた人を安全な場所に移し、1分間100回程度の回数で心臓の上の胸部を、両手で5センチくらいの深さで押し続けます。これはけっこうな力仕事ですが、何せ人の命に関わることです。
このとき、近くにAEDがありましたら、開いて音声の指示に従って使用します。一瞬の電気ショックを与える作業ですから、誰も倒れた人に触れていないことを確認、ショックの回数をしっかり覚えて救急隊に伝えることです。
講習会の講師は、消防署救急隊OBの人がしていましたが、仕事以外で胸骨圧迫をするようなシーンで出会ったのは数回と言っていました。ただ、自分の家族や職場で同僚が倒れることはあります。
一度、動画でみておくこともよいですし、できたら講習会に参加することも大事と思います。自分の両親や子ども、同僚など、いつ、どこで、何が起こるか判らないのが今の時代です。
【ひと言】
胸骨圧迫は、心臓が正常に動いている人に施すと、心臓の心拍に異常をきたすので絶対にしてはいけないと云われました。今回学んだことは、倒れた人に意識のあるとき、素人が手を出してはいけないこと。ひたすら声で励ましながら、救急車を呼ぶことです。ご家族で誰かが倒れたりしたときには、役に立つと思います。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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