08年はリーマンショックが発生し、翌09年以降は企業が生き延びるためなら、何でも許される状態がこの国では続いてきたように思います。ここにきて、ブラック企業に対する法的な警告は正常化への撒き戻しなのでは?
特に、居酒屋業界においては24時間営業の磯丸水産の成功もあって、終日営業を続けている店も増えてきました。朝から酒を飲ませる店も最近は増え、高い利益を上げています。
日本においては、朝から飲酒を勧めることをためらう、暗黙のけじめが飲食業にはあったように思います。精々、午後になってからとか、お天道さんが傾いてから酒を提供する居酒屋です。
一方で、24時間勤務の仕事をしている人には、帰りがけに酒を飲める店があることはありがたいと言います。今後は外国人観光客が増えると、酒を朝から飲むことに抵抗がない人も増えるかもしれません。
一律に、国があれこれ決める問題ではないようです。このような文化的な問題は居酒屋ばかりではなく、酒以外の他のビジネスにおいても問題が発生しそうです。
そろそろ目先の利益ばかりに目を奪われずに、経営者は長い目で自分のビジネスを考えるときがきています。酒を飲みすぎてお客さんが身体を壊しては、居酒屋ビジネスとしては元も子もありません。
結局は、経営者のポリシーとか自分の経営スタイルが問われることになるのでは? 開業時間や営業時間は今後の人口減少とも関連して、経営者が真剣に悩む問題です。
【ひと言】
店舗開業では、他の店と同じような仕切りで開業することが、一番問題がないと思い込んでいる経営者がいます。新しく開業する人が、お客さんに新たな問題提供をしないとお客さんは集まってくれません。新店舗が恐いのは、お客さんの無関心。他にはない優れた商品の販売も、問題提供の一つの方法です。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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