常に世界のITビジネスの先頭を走ってきたアップルが、16年1-3月期売上高は前年比13%ものマイナスになりました。07年にスマホ・アイフォーンを売出してから初めて販売減に陥っています。
サムスン電子も既にスマホ販売は頭打ちになっていて、今はコスト削減に力を入れることで営業利益を増やしている状態。これまで世界経済を牽引してきたスマホは、ほぼ世界的に行き渡ったようです。
今後は、パソコン販売と同じように、世代ニーズの変化や新製品への切り替えで小さな増減はあるでしょうが、徐々に売れ行きは下降線を描くと予想されます。
わが国においては、スマホ販売店での開業はピークを終えていて、こちらも今後は徐々に減っていくはずです。また、アップルやサムスン電子に部品を供給してきたわが国が誇る電子部品メーカーも、今後は厳しい時代になりそうです。
現在、世界に広がるイノベーション製品というと、スマホに続く画期的な製品の見当たらない時代。今後しばらくは、製造業にとって目玉のない状態が続きそうです。
逆に、ビジネスの主役がハードからソフトに入れ替わることで、スマホ用のアプリ開発は市場がますます広がります。大企業中心のハードの世界と違い、ソフト開発は中小企業にとって得意の舞台です。
最近のビジネスの話題も、アップルやサムスンの新製品よりは、金融向けファインテックや民泊などシェアビジネスといった、スマホを利用してのビジネスばかり、間違いなくハードからソフトに切り替わっています。
【ひと言】
最近、中高年の人がネットビジネスで起業して、あまり上手くいかないケースが増えています。あまりにデジタルに依存し過ぎるビジネススタイルにも問題があるのでしょうが、もう一つ頭の切り替えができずに、アナログ思考でデジタルを扱うことで失敗しているようにも思います。ハードからソフトへの切り替え同様に、上手く切替えられるかどうか、大きな課題です。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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