わたしはまったく知りませんでしたが、現在日本で制作されているアニメは、海外ではまったく売れていないそうです。過去に制作された日本アニメは相変わらず人気ですが、新作モノは欧米に敵わないとか。
8年前、麻生財務大臣が首相だった時代、「アニメの殿堂」で世界に売出そうと政府が力を入れた時代がありました。これまでの何度も経験したことですが、政府が公費を使って支援するとダメになる文化やイベントは多いです。
何故、現在の日本アニメの人気が世界でなくなったのか、考えなくてはいけないことです。半導体や家電は大企業による失敗でしたが、アニメは作家個人や小企業での出来事で身近なことです。
この業界で言われているのは、今アニメ制作に関わっている人の多くが「魔法少女まどか☆マギカ」や「コードギアス反逆のルルーシュ」など最新アニメで育った人たち。イメージする作風は過去の日本アニメとはまったく別の世界。
これは日本のビジネスにも共通して言えることです。古くから続くビジネス全般にも言えることですが、プロや専門家と言われる人がマンネリ化して、新たなお客さんを集められなくなっています。
専門家ばかりのマニアックな小さな世界に閉じこもってしまい、新たな人が参入するきっかけがなくなっています。テレビ番組がよい例で、どれもこれも可もなく不可でもない差しさわりのない番組ばかりです。
起業する人にとって現状は、新たな風を吹き込むチャンスではあります。その場合のアイデアは、これまでの業界とは違った他の世界にあると思われますから、歴史の流れを知った上ではじめることが大切なのでは。
【ひと言】
今はイノベーションの世界で言う、従来品を深堀りした製品は誕生していますが、新たな発想の製品は出なくなりました。アップルが好例ですが、スティーブ・ジョブズが亡くなってからはアイフォーンに続く製品群は姿を消しました。これは大企業ばかりでなく、中小企業においても発想が違う製品がないことは寂しい限りです。まだまだ、起業のチャンスはあります。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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