今日、世界に向け公表されたパナマ文書をチェックしてみました。日本関連は法人・個人合わせて約400件、実際は個人230人、法人20社程度が、節税や脱税を意図していると思われています。
その中にHiroshi Mikitani の名前がありました。楽天の三木谷社長です。シンガポール経由でパナマ文書に載ったようで、楽天とは関係なしに個人名だけで資金を移しているようです。
楽天と言いますと、プロ野球の球団創設をした05年秋、当時の田尾監督を強引に首を切ったときが思い出されます。多くのファンが怒ったとき、幹部の一人が「ファンが何時までも覚えていると思いますか?」
人をバカにしたような台詞で、多分に三木谷さんの心情を口にしたと思われます。その後、本当に楽天人気は盛り上がり、ファンの思いなどは軽いものと思ったものです。
そんな強気だった三木谷さんにも、徐々に世間の風向きは変わってきているようです。社内の公用語を英語にして力を入れたアジアでの通販ビジネスは、相次いで撤退を余儀なくされています。
グローバル事業が失敗したとき、社内公用語だけが英語なんてことになると、笑いの種としては最高ですが。国内には、強引な楽天ビジネスを嫌う人はけっこういます。
今回、パナマ文書をきっかけに楽天嫌いに火がつくようなことがあると、ヤフーやアマゾンにお客さんが移る可能性があります。世界各国は、どこも財政不足に悩んでいます。
日本は特に1000兆円を越える借金を抱えている国です。三木谷さんは過去には、政府の競争力会議メンバーも務めていました。国民は、いつまでも彼の発言を覚えてはいないと思うかどうか。
財務諸表を見ますと、楽天の業績はネット通販、銀行、旅行など最高を記録しています。好調なときほど、たいへんな落とし穴が待ち構えているもの。楽天の落日は、新たな企業が大きくなるチャンスでもあります。
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起業アドバイザーの中山おさひろです。
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