起業の第一歩では、このように考える人が多くいます。「今後、高齢化がますます進むわが国では、老人向けビジネスのニーズは増えるはず」「増え続けるお年寄りのために役立つビジネスがしたい」
介護ビジネスや高齢者向け弁当店は、このような発想の人が起業することが多いです。今振り返りますと、高齢者施設の最大手だった「コムスン」、老人ホームの「ワタミの介護」は、マクロ予測を基に昔からよくある開業です。
起業で考えますと、この社会的、経済的な予測データを基にスタートするビジネスは多くが苦戦しています。その原因はシンプルに考えますと、誰もが同じような発想をするため、過当競争が起きるためと思われます。
一方で、市場は小さいながら、ニーズが具体的に見えている市場に参入して成功している人のビジネスがあります。最近では、歩くときに利用するステッキ市場は、堅実に拡大している市場の一つ。
高齢者や障がい者向け旅行企画ビジネスも、この5年近く確実に市場を広げてきたビジネスです。ほとんど、経済ニュースに載ることもない、微かな羽音を聞いて感じるような小さな市場の話です。
起業や新規事業をするにあたっては、今後広がるであろうトレンドの具体的広がりを予測する必要があります。誰もが、同じように予測できるビジネスなら、一ひねりすることも必要になります。
これは21世紀に入り、膨大な情報が出回ることで、新たに生まれたビジネスの流れと思われます。決して経営学で立証されている方法ではありませんが、最近の起業の成功、失敗をみてわたしが肌で感じていることです。
誰もが涎を垂らしそうな大きな市場での起業は苦戦し、これまで市場とは言えないような処に新たな市場が生まれている。保証の限りではありませんが、よかったら参考にしてください。
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【ひと言】
わたしはこのところ、ビックデータと小企業との関わりを調べることが増えています。これまでビックデータというと、大手企業だけが活用できる情報と考えていましたが、大学の先生から話を聞かせてもらい小企業にも活用できる要素があることを知りました。ビジネスの傾向でも、成功する企業と失敗する企業とを見ていますと、データも活用次第で活路があるように思えます。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 12位です。
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