小学2年の児童が6日間行方不明になった事故は、大人にいろんなことを考えさせるキッカケになりました。子育てをしている大人にとって、我儘を通そうとする子供を置き去りにするケースは、親なら誰もが経験のあること。
今日もショッピングセンターでは、通路でモノをねだって泣き叫ぶ子供がいると思います。最近の親は、以前のように置き去りにして、その場から離れることができるかどうか。
子供はそんな親の心理を見透かしていて、勝ち誇ったように泣き叫ぶシーンもありそうです。「しつけ」という行為も問題がありそうですが、しつけられますとする子供と親の葛藤はまだまだ続きそうです。
今回、地元の警察や消防は行方不明になって6日間も捜索を続け、結局捜査現場では探し出すことができませんでした。発見されたのは、捜索していた人にとって想定外の距離の離れた場所の建物内でした。
置き去り場所を中心に捜索を組み立てた人には、まったく裏をかかれた児童の軌跡です。もしかすると、捜索側は日ごろの山菜取りで不明になる人の森の中に踏み入る軌跡と、児童の夕方明るい方向を目指す軌跡との違いを読み違えた可能性があります。
また、いくら探しても見つからないとき、発想を転換してまったく別の方法を考えることもしなかったようです。これは、ビジネスにおいて経営不振のときに、取り組みを切り替える方法にも似ています。
ニーズがあるはずのお客さんを、ネット上や街の通りで探すようなもの。売れ行きが上昇しないときは、扱う商品やサービスに問題があるのか、集客方法の問題か、接客対応に問題があるのか。
どこかで発想を転換しないと、ずるずると底なし沼に引きずられてしまいます。児童の捜索では、7日目からは規模の縮小を決めたときに運よく発見されました。今の行政のサービスは、税金に見合うだけのサービスを提供しているのか、児童の捜索情報を見ながら考えさせられました。
【ひと言】
経済協力開発機構(OECD)調べによりますと、1991年(バブルが崩壊した年)と、2014年との賃金を比較しますと、日本だけが36152ドルから35672ドルに下がっていて、他の経済先進国は微増のイタリアを除くと、全ての国が上昇しています。何でも民主党政権と比較して勝ち誇る安倍内閣ですが、バブル前もその後もほぼ90%以上は、自民党政権の失敗の連続を我々は享受させられていることになります。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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