いつかは起業しようと考えている人でも、実際に起業までこぎ着けた人は1割とか、2割ではないでしょうか。
しっかりしたデータがあるわけではありませんが、起業関連のサイトなどを通じも、そのくらいの厳しい数字と思われます。
起業相談に来てくれる人でも、現実に起業した人は3割くらい。人間、色々夢や希望を持ちますが、実現することは難しいです。
起業の実現を難しくしている原因の一つに、起業に向けての準備方法の失敗があります。もしあなたなら、起業に向けて事前準備をしょうとするとき何をしますか。
多くの人は、起業したときに役立つように、簿記やHP作成、マネジメントの勉強をすると言います。90年代終わりの大不況の時に、失業したときのために資格取得の専門学校に通いだしたのと似ています。
実際には、資格を生かす仕事に就くことなど考えていないのに、行政書士や社会保険労務士の資格取得ために勉強をする人が大勢いました。結果的に、資格取得学校や資格試験の運営協会は多大な利益を上げました。
ただ、受験した当人は、多大な努力と時間をかけた割りに得たものは何だったのでしょうか。頑張った割には、実りのほとんどない結果に終わっているような気がします。
芸事の世界には、「壁に向かって100回練習するより、客前で1回やる方が勝ち」という言葉があります。習うより慣れろと言うことです。起業にも、まったく同じことが言えます。
起業準備のために、実際に役立つかどうか判らない勉強をするより、現場に少しでも早く身を置くことが起業においても大事です。
この話をしますと多くの人は、現在会社勤めをしていて、起業の現場に立つなんてムリと言います。わたしは、準備期間の時から既に起業が始まっていると思っています。
会社勤めをしながら、何とか起業現場に立つことができないか、不可能なことを可能にするアイデアを考えることは、そのまま起業して難題に立ち向かう精神と同じです。
【ひと言】
最近は発想の転換の時代といます。癌に罹ると2割の人は亡くなると言いますと、大勢の人が癌で死んでいると考えます。ところが、癌では8割の人が助かっていると聞きますと、今はそんなに助かるのと安心します。起業においても、常識がこんなに多い社会ですから、発想を変えることで常識破りの新たなアイデアが生まれると思っています。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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