多分、政府や金融関係者なら、誰もが今回の英国EU離脱によって、リーマン級の大不況につながるとは舌を切られても言わないはずです。ただ、理論的には大丈夫でも、何が起こるか判らないのが今の社会。
EU離脱も起こるはずのないことが起こりました。リーマンショックの時も、最初はショック前年の07年8月にフランス・パリバ傘下のミューチュアルファンドが、投資家からの解約申請を凍結したことが発端でした。
サブプライム問題が燻っている時に起こった解約凍結でしたから、徐々に煙が火に代わっていきます。リーマンショックは08年9月ですから、1年1月かかって世界の大不況への転化しました。
英国のEU離脱でも、今は各国中央銀行や金融機関が、各国の金融システムの中に潜んでいる不良資産探しと、その対策を推し進めている段階です。特に、英国と関係の深い国には注意が払われそうです。
やはり、EU、米国、中国などが警戒されると思います。中国国内には、多額の不良債権が潜んでいることは確かです。また、スペイン、イタリアなどの南欧も住宅関連の不良資産があると言われます。
そこでこれからの起業の準備で話です。今後、不況色が濃くなるといっても時間的にはゆっくりした進行になると思います。その間に、起業を目指す人も少なくないはず。
好況、不況は、直接的には起業には影響を与えないと言われます。好況のときには、起業する人が増えますから競争が激しくなります。不況の時の起業は、後日大きく成長する会社が多いとも言われます。
ただ、不況の時にお客さんは財布の紐が閉まっていますから、これまでにない新たな商品やサービスの購入は慎重です。冒険的起業をするのは、この時期には適していないと考えた方がよいです。
起業相談をお待ちしてます
【ひと言】
この期に及んで、英国の離脱派政治家が演説で使っていた、EU本部の資金が、ギリシャや東欧でばかり使われ英国の利益にはなっていない話。実は、英国の貧しい地方にも資金が回っていた事実が公になりました。今、日本は参院選ですが、政治家の話には相当数の嘘が盛り込まれています。しっかりと見極める必要がありそうです。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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