起業ばかりでなくビジネス全般において、失敗した人が結果を振り返って口にするのは、「もっと早くから、全力で頑張っておけばよかった」 多分、その人なりには頑張ったのに、完全燃焼しなかったのかも知れません。
何事も、時間の締め切りを計算に入れて取り組まないと、あっけないくらい簡単に終わりを迎えることになります。イメージとしては、スポーツ大会に初めて参加、あれよあれよと周りに気を取られていたら試合終了の感じです。
資金的裏付けを深く考えなかった人は、本業のビジネスで汗を流すよりも、資金繰りばかりに追われ、スタッフを揃えられなかった人は、人集めばかりに気遣った終わりです。
そのため、頑張るためのきっかけを考えることはとても大切なことです。リオ五輪男子400メートル個人メドレーで金メダルを取った荻野公介選手は「(コーチの)平井先生に金メダルをかけさせてあげたい一心で泳ぎました」
よく、自分のために頑張ることがきっかけの一番と思いがちですが、人間が頑張るメカニズムルは自分よりも誰か人のためです。自分のために頑張る人は、意外と簡単に心が折れるようです。
自分のためなら、そんなにがむしゃらに頑張らなくても、自分だけが我慢することで一件落着、終わりにできます。ところが、妻子や仲間のために頑張らないといけない人は、そう簡単に心が折れません。
独身者より、既婚者の方が起業などでも成功する確率が高いのは、こんな事情が背景にあるためと思われます。あなたも、頑張るきっかけを考え目標に向かってください。
【ひと言】
起業は自分が儲けることよりも、人のために役立つことを行うと成功する根拠も、結局は人のために頑張る気持ちと同じ立場です。人のためというと偽善的という人がいますが、人間心理は意外と正義の味方です。このような心理を利用することで、起業は軌道に乗る確率が高くなることは確かです。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 17位です。
ここからクリックお願いします。 人気ブログランキングへ