将来を考えると、起業することは決めているけれど、何をするとよいか考えつかない人は多いです。特に、中高年の人の場合、無理してまったく馴染みのない民泊やフランチャイズ加盟は考え物です。
それより、自分が開業を計画している地域を絞り込んで、ここ1、2年の間に商圏2キロくらいを対象に、廃業した業種のチェックをして参考にする手があります。
今も住民の人が、廃業や閉店で暮らしに不便を感じている店舗の業種を洗い出す作業です。今から、20年以上前、起業を希望する人に業種探しで勧められていた手法です。
その昔は、都市部の繁華街にはあるけれど、距離の離れた地域にはない業種のビジネスが一杯ありました。そんな業種が、地方に出店するだけでビジネスとして成立するほど、この国では需要は高まっていました。
現代は逆に、店主が高齢で廃業したけれど、住民がなくなって不便を感ているビジネスがあります。今は、廃業したビジネスと全て同じでなくても、そのドメイン(領域)も含めたビジネスを探すことです。
わたしの地域では、クリーニング、豆腐屋、焼き鳥居酒屋、英会話教室、花屋、低価格理容室、パソコン・スマホ教室が今はないため、不便を感じる人がいるようです。
一方、パン屋、美容室、歯科医院、コンビニ店、マッサージ治療院などは、増えすぎて過剰気味の声を聞きます。地域によって、多すぎるビジネスと少ないビジネスとがあります。
しっかりと市場を観察して事前マーケティングをすることで、地域での不足しているビジネスと過剰なビジネスとが分かります。自分都合で開業を考えるばかりでなく、地域のニーズに合わせた開業を考えてみては。
【ひと言】
現代人は我儘な人が多いせいか、自分の好きな事業ばかりにこだわる人がいます。ただ、事業はお客さんがいて初めて成り立ちます。時代は、お客さん第一主義の時代とも言われます。自分の行いたい好きな事業とお客さんニーズの高い事業とを折り合いをつけ、お客さんに喜ばれることも大事なことです。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 14位から 19位に下降しています。ここでクリックお願いします。 人気ブログランキングへ
不安なのではないかと思います。