富山市議会の元議長が、嘘の政務活動費を請求していた問題。その背景には、議員年金が廃止され、老後のための資金が不足することを心配していたことを朝日新聞に吐露しています。
老後の心配というと、50代くらいの人の問題かと思っていたら、先日話をした30代男性も、老後不安を口にしていてびっくりしました。若い人にも、老後は関心事の一つになっているようです。
以前から、現代は2人に1人が癌に罹る時代と言われてきました。先日、認知症も今は2人に1人が罹ると発言している医師がいました。癌にも認知症にもならない人は少数派のようです。
この2大病から逃れることができても、下流老人の道も待ち構えています。離婚、病気、介護など原因とされる下流老人ですから、今は誰もが陥る心配のある時代に生きています。
老後不安は今も昔も変わらないはず。多分、昭和の時代の介護制度の整っていない時代の方が、不安は大きいと思われます。それでも、戦争の時代を除くと野垂れ死にする人などいなかったので、過剰に不安に思うのはおかしいです。
老後不安は、個々人が個人的事情によって抱える問題ですから、誰にでも効果のある解決策などないはず。病気に罹ったり死ぬまでに、夢中になれる仕事や趣味を持つことが、不安を忘れる一番の方法です。
逆に怖いのは、この将来不安に対する過剰な恐怖心。人間、見えない敵に恐怖心をもつと、ないもかにもが怖くなって災いの元になります。政治家が恐怖に取りつかれますと、たいへんな政治判断の間違いを招くのが一番怖いです。
【ひと言】
政治家の中には、昔の日本人は礼儀正しく良かったという政治家がいます。そのため、昔に戻そうと考える人もいるようですが、時代が戻ることは絶対ないです。国民目線で戦前の日本社会を見ますと、人権もなく最悪の社会です。国の権力者にとっては、支配しやすい理想の社会いうことになります。申し訳ないけど、封建社会は教科書の中だけで十分です。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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