リオ五輪では、メダリストが表彰後のインタビューで、何人もの人に感謝していることを、口にする選手がほとんどでした。映画のアカデミー賞では、一人ひとり名前を挙げ延々と感謝の旨を伝えることが恒例です。
この時間感謝シーンの長さにウンザリさせられますが、よくよく考えますと多くの人の協力を仰いだ人ほど、成功している現実を見せられているのかも知れません。「協力者が少ないと成功できない」とは真理です。
起業を考えるとき、多くの人を巻き込んだ起業は上手くいく確率が確かに高いです。あまり多くの人の話を鵜呑みにしますと失敗するリスクもありますが、協力してくれる人は多いほどうまくいきます。
逆にいいますと、一人だけで孤立した起業は厳しいです。一人で考えられることには限界がありますし、現代のモノとモノ、アイデアとアイデアとを何方向にもつなぐことで、新しいモノを生み出す今のビジネスにはついていけません。
個人の利益ばかりを追求したビジネスが行き詰る原因もここにあります。人に役立つと思われることなら、多くの人が積極的に協力してくれるのが現代の社会通念です。
オープンイノベーションのように、まったく自分の利益にはならない製品開発でも、人や社会に役立つことならば骨身を惜しまず開発に協力してくれる土壌が今のこの国にはあります。
年末には、感謝の言葉を多くの人に伝えられる起業がしたいものです。そのためには、どのようにして多くの人の協力を得ることができるか、一度真剣に考えてみてください。
【ひと言】
スポーツ競技において勝ち方があるように、起業においても成功の仕方が存在していると思います。多くの人は、このレベルまで達することなく、慌てて起業してバタバタと失敗しています。暴走車と同じで、「そんなに慌てて何処に行く」のかと思いますが、行き先をしっかり決めることなく、スピードが速いことが成功の条件と思い込んでいる人も多いので注意が必要です。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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