現代は、他の会社が行っていると同じ手法を駆使しても、お客さんが集まらないことは確か。メディアを通しての情報ばかりでなく、個人間の情報量も半端じゃなく多いですから、振り向いてくれる人は少ないです。
わが国で出店数の多い、歯科医院、美容室、居酒屋などを見ても、新たな手法を取り入れることさえ難しいのが現実です。自前の特色をうまくPRしている店は、本当に少なくなっています。
街に一軒だけの特色のある店が出店した時は話題になります。しかし、似たような店が他にも生まれると、直にその他おおぜいの一店になってしまいます。多くの情報が行き渡る社会で、目立って生き残るのは難しいです。
人口密度の高いわが国は情報密度の高さと同時に、開業にとってもう一つ大きな課題を抱えています。それは、人口減少が過疎地ばかりでなく、中堅都市でも始まっていること。
今はまだ、この問題を切実に受け止めているのは、大企業の経営者や自治体の管理職くらい。年間20万人近い減少は、各市では数百人の減少ですからあまり意識することもないです。
これが年々続くと、顧客数にもはっきり現れてきます。その時に経営者が意識しているようでは遅いです。今から、人口減少を補うキーワードを意識した経営が求められているでは・・
今、人口減少を補う代表格は外国人観光客の皆さん。ビジネスにとって、お客さんは日本人でも外国人でも同じです。この人たちの購買力は、日本の会社の売上げを一定程度支えています。
会社経営にとっての大きな課題は生産性向上です。既存企業は、雇用問題がありますから、簡単に人を減らし生産性を上げることばかりに関心を向けられません。新たな起業する会社は、ここにつけ込む余地があります。
そして、イノベーションをどれだけ生めるか、現在のビジネスにおいける大きな課題です。「うちの会社にイノベーションなんて夢」という経営者がいますが、日ごろから考えていないと、受け皿にはなれません。
経営者と従業員が考え続け、小さな改良を続ける土壌がある会社にしか、イノベーションは生まれません。そのような会社は、間違いなく成長を続けることのできる会社です。
【ひと言】
政府は、人口減少がはじまっているのに、いつまで経っても以前と同じく補正予算を組んで、資金を投入することばかりしか考えません。建設業界の場合、人手不足が深刻ですから、新たな予算でますます人手が不足する負のスパイラルに陥っています。いつまでもこんなことをしていますから、国の借金もますます増える惨憺たる状況が今の日本です。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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