ライブドアがついに東京地検特捜部の捜索を受けた。
堀江貴文氏については、起業家としての観点から、その事業の内容に新規性や独創性がなく、単にM&Aをテコにした乗っ取り屋、金融業者、株屋のイメージが付いてまわると指摘してきたが、今回の証取法にまつわる偽計取引や風説流布などと聞くと、上場企業の経営者としては論外の感を強くする。
多分これからの展開を考えると、東京地検特捜部が出てきて徹底捜査をした以上、ライブドアマーケティングの件だけでなく、予想外の事件が立証される可能性が高い。
元来が、アメリカのIT手法をそのまま日本に導入しただけのビジネスだから、やり口も非常に分かりやすく、経済事件としても解明のしやすい事件と思われる。
しかも、経営陣の年齢構成が30代の偏っている点、堀江氏に対する経営陣のロイヤルティーがほとんど期待できない点、企業のビジョンやコミットメントが欠落している点など、事業としての骨組みの弱さが、今回の捜査で表面化しそうだ。
起業を考える人にとって、法律の順守がいかに大切か、今回の事件は長く反面教師として語られそうだ。
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