毎年わが国では、年末になるとその年の流行語大賞が話題になります。世界的にはオックスフォード大学出版会が、その年一年を的確に表現する単語を発表しています。
今年16年を現す言葉は「ポスト-ツゥルース(Post-Truth)」。客観的事実や真実が、世論形成において力を失っている意味のようです。英国のEU離脱国民投票では、投票後で離脱賛成派の発言に嘘が多いことが判明しました。
米国大統領選では、暴言でライバル候補を蹴落としたトランプ氏が当選。日本でも、経済成長を続けることで財政を立て直す、元々不可能なことを可能と思わせる、安倍首相が大きな支持を集めています。
ポピュリズム(大衆迎合主義)の政治家に特長的手法で、事実であるかどうかよりも、大きな支持を集めることができるかによって、彼らは勝利をものにしてきています。
今の時代、事実と偽情報とが混在していて、決して事実だけが国民の多くの支持を集めるわけではないことです。悪貨が良貨を駆逐するように、事実を偽情報が駆逐することは珍しくありません。
ビジネスの世界でいうなら、この時代の空気を反映したのが、まとめ記事による嘘と正しい情報を混ぜて、流し続けたサイトの問題なのではないでしょうか。特にネットを活用しますと、嘘は広がりやすくなります。
一時的ではあっても、偽商品がよく売れて、本物を扱う会社が倒産するなんて本末転倒なことも起こります。ただ長い目で見たとき、ポピュリズムは長続きしません。
トランプ次期大統領にしても、まだ就任前ですからメディアと友好的な時間を過ごしています。これが就任して100日が過ぎ、どれだけ公約を実現したか清算する段階になったとき、支持者からそっぽを向かれる心配があります。
ビジネスの場合も、いずれ偽情報をもとに集客していると、そっぽを向かれることになります。ただ、開業する人は市場の流れをよく読んで開業しないと、この偽情報に翻弄されるケースも少なくないです。
【ひと言】
朝日新聞天声人語を読んでいて、どんぶり勘定とは食器の
丼鉢ではなく、職人さんが身に着ける腹掛けのことと知りました。この腹掛けには、前にポケット状の物入れが付いていて、ここに商売の売上げを入れていました。わたしが中学生でバイトをした親戚の乾物屋では、天井から籠を吊るしてそこに売上げを入れていました。年末の懐かしい光景です。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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