人間、40年以上も生きてきますと、徐々に身体の部分部分の働きが弱ってきます。運動不足、アルコール過多、ストレス、たばこ、高血圧などの人は、動脈硬化になりやすいです。
血管の動脈が徐々に硬くなって、心臓から血液をうまく送り出せなくなります。心臓にかかる負担が大きくなって、最後は血管が詰まったり、破れたりして生命にも関わるのが動脈硬化です。
似た語感ですが、人脈硬化という言葉が使われるようになりました。多分、皆さんが想像している通りの現象ですが、同じ人とばかり接していると、人間社会からもビジネス社会からも取り残されることです。
会社内ばかりの人と接していると、知らず知らずのうちに人間は人脈硬化に陥ります。しかも、このような人の中には、起業することを考える人が少なくないです。
同じ似たような人とばかり話をしていると、面白いテーマとして起業することが話題になりやすいようです。多分、そんな経験をした人もこの文章を読んでいると思います。
いつも話している人たちですから思考方法がとても似てきて、起業に賛同する人が多くなります。ただし、こんな似た思考の人=多様性のない人ばかりの集まりが考える起業は、そのほとんどが単純で失敗しやすいです。
起業してみて気づかされることですが、人間は一人ひとりほんと皆さん考えていることが違います。生きてきたプロセスも、現在の環境も一人ひとり違いますから、ビジネスに対するニーズも違っています。
もしよろしかったら、あなたの1日の生活の中で、会話を交わした相手の名前をチェックしてみてください。ご自身の人脈硬化の進行具合を調べるため、自己診断法としては最適な方法です。結果をみて驚かないでください。
【新しく生れそうなビジネスの予感】
日本ではあまり広がりませんでしたが、仕事で身に付けた専門知識や技能を生かしたボランティアを「プロボノ(pro bono)」と言います。このボランティアによって外部での実践経験をして、そこでニーズをくみ取り起業へと結びつける、米国でよく活用される起業プロセスです。ただ起業したいと考えるよりは、少しでも実践につなげることを考えるべきです。
起業準備のためフリーの質問箱
【ひと言】
日本経済が行き詰ったのと期を同じくして、多様性(ダイバーシティー)と云う言葉がよく使われるようになりました。まったく肌合いの違う人が加わりますと、組織は不安定になります。しかし、絶えず新しい考えや行動を取り入れていかないと、周囲から取り残されていくことは確かです。これが企業ですと、お客さんに見向きもされない状態になります。経営者としては恐ろしいことです。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
現在、人気ブログランキング 起業部門 14位です。
ここからクリックお願いします。 人気ブログランキングへ