わたしは起業する人に対しネスの対象となる顧客ターゲットを重視することを勧めていします。そのキッカケになったのは、藻谷浩介さんが書いている「バブルの正体」です。
この本では、敗戦後1947年~49年生まれの団塊世代が、年を重ねるに従って需要を大きく膨らませたこと。ピークは1980年代後半、一斉に住宅購入を目指したことでバブルが発生したというものです。
今後、世代人口が最も多い団塊世代が後期高齢者になって介護を必要とする2022年以降には、介護ビジネスが一段のピークを迎えることが予測されています。
顧客ターゲットと関連する世代論で言いますと、前回東京でオリンピックが開催された1964年前後が一つの節目になっています。それ以前の世代が、戦後復興の貧困を経験しているのに対し、その後の世代はモノの豊かに時代です。
60年代から始まる高度成長期に、日本の豊かさと一緒に成長した世代です。しかも、10代後半から20代にかけてバブル経済を経験している世代でもあります。
最近よく話題になるのは、90年以降バブル経済が弾けてから生まれたさとりミレニアル世代です。日本経済の右肩下がりの時代に成長しましたから、上の世代と違って実現不能な夢はみません。
頑張れば、それなりのリターンが期待できたそれまでの時代と違い、それなりに満たされてはいますが頑張っても得られないことを知っています。ただ、もの心ついたときからITを駆使して遊び、学んだ世代でもあります。
ビジネスにおいて、ターゲットは絞ると絞るほど、価格設定は楽になります。商品にしろ、サービスにしろ、ターゲットを絞ることによって価格を高くできる可能はあります。
大きく分けますと、この国にはこの3つの世代が代表的な顧客ターゲットということになります。消費性向に一定の似た傾向がありますから、開業においては参考にする価値はあると思います。
【新しく生れそうなビジネスの予感】
日本では電力自由化が始まってから、太陽光発電が東日本大震災以降広がりました。ただ、その他には事前予想されたほど発電は広がっていません。地域住民の手による電力会社が今後増える可能性があります。日本ではこのままいきますと、電力料金がどんどん上がり続けると思われます。日本の電力料金は原発事故前も世界で最も高かったですが、今後独走しそうだからです。
【ひと言】
最近のビジネスにおいては、とても重視される顧客ターゲットですが、まっ考えないで起業する人も多く心配してます。顧客ターゲットを考えない商品の場合は、大半が大手企業が市場を押えている巨大市場。小さな市場を対象とする小企業の場合は、しっかりと顧客ターゲットを設定することで、意思の疎通が可能になります。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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