「現在、田舎に帰ってコーヒーショップの開業を考えています。どんな点に注意をするとよいですか?」このような内容の質問が多く寄せられます。開業は問題ありませんが、失敗しないための注意点は多々あります。
まず食品衛生責任者の講習を受けるとか、調理場などは保健所から営業許可を取る必要があります。自動車運転免許証を取得するのと似た緊張感を必要とする話です。
コーヒーショップで開業を考えるならば、一番に注意して欲しいのは、「田舎に戻って開業を考える場合、事業を軌道に乗せるには何が障害になるか、どのような手順を踏むと事業を安定させられか」を考えること。
このような問題に取り組む場合、思考の方法としては3つの論点から考えるようにします。一番大事な第一の論点は、大思考というレベルで「開業して上手く軌道に乗せる」ことを目的に考えます。
次いで第二の論点では、中思考として「開業する街の開業時間帯の賑わい。人口のこれまでの推移とこれからの予測。どのような業態の店舗に人が集まっているか」
第三の論点は小思考で、「街にはどのようなお客さんがいるか。同業のコーヒーショップや喫茶店は何軒あって、どのような営業法をしているか。開業する場合に自分の店舗の長所と短所」を調べ、考えることです。
業種や業態にもよりますが、大きく3論点に分けて考えることによって、問題点を緻密に整理することになります。現状で、開業することが可能かどうかも、落とし穴もはっきりと見えるまで考えます。
開業に進む前に最初の入口で問題の立て方を間違えますと、その後は起業の本来の目的を忘れた、小さな問題解決ばかりに力を注ぐことになります。大きな資金が必要な起業ですから、細心の注意を怠らないことです。
【ひと言】
計画を立てて問題解決をしようとする場合、どのような問題を立てるかが最重要になります。人工知能の発達でも問題になりますが、人間の能力の何十倍も知能が発達したとしても、問題を広い角度で考えることは人間に敵わないと思います。人間のためのニーズは、人間にしか分からないはず。起業を考える場合も、問題の立て方には注意が必要です。
元気にお過ごしですか。起業アドバイザーの中山おさひろです。
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