現代はよく共有の時代と言われます。昭和の時代のように家屋、自動車、高額衣料など個人で保有するより、必要なときだけ借りることで、ほとんど日ごろの生活に支障なく暮らせます。
一方、同じような文脈で、「情報の共有」が語られることがあります。過って、社会の上層部に関わる情報などは、役人や政治家、マスコミの人間だけが知り得る独占情報とされてきました。
そのため、意思決定の過程がブラックボックスとされていて、どのような理由で政策や方針が決まったのか、多くの国民は知らされずに、決定だけを受け入れることを強いられてきました。
企業内においても、仕事のできる人は独自のノウハウをもっていて、突出した営業成績を上げる人がいます。一方で、まったく成績の上がらない人も多数抱えるのが企業でした。
この流れは10年ほどの間に情報共有が進み、多くの情報は人の頭脳よりも、クラウドやパソコンの中に保存されるようになりました。今では、子供さえも、問題解決にパソコン検索する方法で解決することを知っています。
情報共有によって、人間の頭脳の中の記憶する部分の役目は大幅に低下しました。ただ、この仕組みにも落とし穴があって、誰もが似た方法で利用しますから、多くの人の解決の答えが同じになります。
今では他の人や会社に差をつけようとするなら、どれだけ早くスピード感をもって答えを出せるかどうかが、他との違いということも多くなっています。そこで最近重要視されるのが、考える力のあるかないかの違いです。
企業内においても、起業するにおいても、海外での対応、他業種での動向、過去・現在・将来の流れなど、参考になる取り組み方があります。共有の時代特有の考え方を、自分で開発することがビジネスで生きる方法です。
【ひと言】
このところ、政治家、官僚、マスコミ人など、過っては社会をリードしていた人たちが、昔ながらの方法でモノゴトの対応に当たって、国民の顰蹙を買うケースが目立ちます。特に安倍首相の友達、同志贔屓は露骨で、今後は逆風が激しくなるのではないでしょうか。この人、自分が何をしたくて首相をしているのか、ご自身の発想がなく、祖父の志を継ぐ60男なんて、世の中にはそうそういないのでは?
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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