メールで相談を寄せてくれる人の3割近くは、「将来、起業したい気持ちがありますが、考えると億劫になって前に進まない」といった内容です。特に、20代、30代の若い人に共通しています。
何かしら、起業に向かわせるキッカケがないことには、起業のようにリスクの大きな課題に取り組むのは難しいのかも知れません。そんなとき思い出すのは、多くの有名マラソン選手を生んでいるケニアの環境です。
ケニアは国の開発が進んでいませんから、子供たちは学校に通うためには何キロも毎日走る環境に置かれています。これは、走ることが好きとか嫌いとか感情が決めることではなく、毎日の習慣で走ることを強いています。
よく勉強のできる子どもの中にも、毎日机に向かって勉強することが習慣になっている人がいます。それは、一日3度の食事の後に歯をブラッシングするのと同じ意味合いの行動です。
チャールズ・デュヒッグ著「習慣の力」によりますと、人間の脳は常に楽をしようと考えていて、あれこれ判断に迷うよりは習慣化することで同じ動作を行うようです。
問題なのは、本人にとってよい習慣でも悪い習慣であっても、取り込んでしまうこと。ひとつ間違えると覚せい剤に走るのも習慣ですし、仕事に熱中するのも習慣の成せる業です。
起業には頼りになりそうな習慣ですが、本人が億劫を脱して習慣を身に着けないことには、いつまでも今の場所に留まることになります。起業の一歩を踏み出すためには、手近な習慣から始めるとよいです。
一歩踏み出すための起業相談
【ひと言】
昨年から、わたしの周りにはタバコばかりでなく、アルコールを止める人が増えています。「どうしたの?」と聞くと、「アルコールで現実逃避するより、起業したビジネスが忙しく面白く、逃避する気になれない。それに、二日酔いも含めると、大変な時間のムダ」という答え。確かに、起業したビジネスは、頑張ればその分答えが返ってくるので面白く、お金にもなるわけです。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイ経営者のザーの中山おさひろです。
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