ネット上で飲食店PRをしている「ぐるなび」が、6月19日から飲食店開業を目指す人向けに、支援サービスを開始しました。
具体的には、「ぐるなびPRO for 飲食店」というポータルサイトの開設。有料で店舗施工業者の紹介していますし、メニュー開発の手助けも行います。店舗物件探しのページもあります。
これから飲食店開業を目指す人にとって、痒い所に手の届くような支援サービスです。ホント? このようなときには、提供企業の基本精神を知るため企業理念を見るようにしています。
「ぐるなび」の企業理念は、『「食」に繊細なこだわりを持つ国民性を生かし、日本ならではのオリジナリティあふれるビジネスを展開します』
「オリジナリティあふれるビジネス展開」が第一ですから、相手のことなどお構いなしに、自社流のビジネス展開が第一とわたしには読めて仕方がありません。
そこで、この支援サービスのメリット、デメリットを考えてみました。
メリットは、無料や安い費用で飲食店経営のノウハウ、情報収集ができます。ぐるなびには、多くの既存店データがありますから、それを参考に出来ると開業に有利です。
このところ大手企業は、これまでの事業で蓄積したビックデータを活用した、新たなビジネスを模索しています。ぐるなびにとっては、その一環と推定されます。
デメリットは、起業する人が計画している開業と折り合うことができるかどうか。データに依存したビジネスは、どこも似たような店舗展開になることは、以前から指摘されています。
事業を始めますと、終わりの分からない長い道のりを歩むことになります。そのためには、ビジネススキルや企業家精神を鍛えることが欠かせません。短期間に正解ばかりを追う支援サービスがあなたに適しているかどうか、よく考える必要があります。
【ひと言】
日本では、飲食店チェーンを展開している会社が、全国に1000店を超えると成長力が落ちてくると言われます。マクドナルド、ワタミ、ミスタードーナッツなどは良い例。大きくなり過ぎた会社は、その後は自壊していくのが例です。ぐるなびと言えども、あまり過大評価し過ぎますと痛い目にあいますから、気をつけることです。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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