パンダの赤ちゃんが生まれて2週間が過ぎ、この時期は無事に大きく育つか国民の多くがハラハラする時期なのに・・ 今は、同じ生れたばかりでも、将棋の世界に生まれた藤井聡太四段の話題でもちきりです。
何で14歳の新米プロ棋士に百戦錬磨の棋士たちが負けるのか、考える人が増えています。現代はエビデンス(根拠)が必要な時代。今のところは、藤井君が小さいころからネットの詰将棋によって腕を磨いたようです。
ネット詰将棋は日々進化していて、現在はAI(人工知能)を使って新たな境地を切り開いています。従来のプロ棋士は、過去の勝負を取り上げる紙の棋譜で能力を高めてきましたから、まったく発想が違っているようです。
マネジメントの神様 ピーター・ドラッカーは、「すでに起こった未来」を探すことを勧めています。近い将来に起こるパラダイムシフト現象は、皆が一斉に起こるわけはなく、業界やジャンルによっては既に変化が始まっています。
将棋の世界と同じように下剋上ともいえる変化の現象は、すでに社会には起こっています。一番驚いたのは、ニューヨークタイムズ紙に掲載されていた、米国社会ではインド人知識労働者の失業が増えていること。
グーグルやマイクロソフトのCEOにはインド人が就任していて、今後ますますインド人経営者が増えると言われていたのに、AIの普及が進むにつれIT技術者の中には不要とされる職種が出始めています。
日本の金融業界では、経済アナリストと言われる職種の人たちが減少しています。こちらもAIを使った経済分析が始まっていて、人間の能力よりAIの分析の方が勝っているようです。
大手企業のサービスにおいては、AIを活用する仕組みが時々紹介されています。中小企業やベンチャー企業などでも、グーグルやアマゾンを通じてAI導入を試みる会社が増えています。
これから導入を考える人も、最初は自社のビジネスでにAIの活用シーンを、考えることから始めてみては。そのうえで、グーグル、アマゾンへ相談することからAI導入ははじまるようです。
【ひと言】
先日、アマゾンの企業分析をしているデータを見ていたら、この会社はネット販売が収益の柱ではなく、クラウドサービスによって大きな利益を上げていました。AI導入支援もそのビジネスの一環で、他社には真似のできない多額の設備投資を、クラウド上には展開しています。企業戦略の狙いが、一般に知られているビジネスとは大きなズレがあるようです。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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