「起業を考えているのですが、そちらでは開業まで最低限必要な知識を教えてもらえませんか」 一日でも早く起業しようと考えている人から、よく聞かれる質問の一つです。
開業に必要な最低限の知識だけを身に着けて開業しても、持続性が問われる起業ですから、長い目でみて上手くいきません。「時間がないものですから急いで開業し、その間に経営とか学びながら、事業を続けていこうと思っています」
今は、ネット上に簡単に起業できた話が乗っています。その大半は、開業にこぎ着けるまでの話で、その後の展開に関してはほとんど続きの話がなしです。開業するまでを目的にしている人なら、それで大成功かも知れません。
起業した以上は、10年、20年と長い時間、自分の事業と関わっていくのが、わたしは起業の目的と考えています。お客さんの希望を理解できるのも、利益が上がるようになるのも、一定期間事業を継続してからの話です。
ビジネスが面白くなるのは、開業してからの集客や資金繰り、人集めの苦労が面白いのであって、これはしびれるくらい面白い世界です。苦労も多いですが、人のためになっている事業ならやり甲斐があります。
開業前に多くの知識を身に付け、あらゆる考える方法を学ぶのは、開業直後は当然のようにお客さんは来ませんから、その難局を乗り越えるための能力を備えておくためです。
開業までの最低限必要な知識とは、古いウインドウズビスタや7の知識を今の時期に学ぶのに似ています。ビジネスは絶えず変化していて、それに対応できる知識は、絶えず学び続けて身に着ける性格のものです。
【ひと言】
ITの普及と高度化によって、あらゆる知識を簡単に覚えることのできる時代になっています。起業やビジネスの場合は、お客さんニーズの変化に対応できるための知識です。そのため、頭で覚えることよりも、最近はイメージや感覚で身に着けることが重視されます。学力よりは、職人技を経営に生かせないか、この感覚を起業に生かせないか考えています。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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