これまで定年後の起業というと、暗黙のうちに男性のケースをイメージしていました。これまで女性の定年の場合は、多くが既婚者で家庭の専業主婦に納まる人が多かったからと思われます。
今、先月スタートしたNHKBSプレミアムドラマ「定年女子」が話題になっています。男女雇用機会均等法が施行された1986年以降に入社した女性が、そろそろ退職後を考える時期に入っていることが影響しています。
世界的な投資 ウォーレン・バフェットさん名言に、「人口の半分しか相手にしなくてよいので、これほど成功することができた」があります。ビジネス世界が男性優位なのは、女性が参入していなかったからと言い切ります。
特に日本では、開業率そのものが世界と比較して低い上に、男性の3分の1強しか女性は起業していませんでした。その女性が、定年時期を迎えて起業に動き出しています。
これまでの起業相談において女性の場合は、腰を据え起業と正面から取り組むタイプと、クラウドワークスやランサーズを利用してフリーランスの仕事で取り組むことを考えるタイプとに分けれます。
一概に、ベストの起業スタイルを決めつけることはできませんが、各自の性格や能力に合った起業を考えるべき時期にきています。背伸びし過ぎて失敗する人がいますし、能力に見合わない誰でもできる仕事で満足している人もいます。
起業した人への調査でも、起業において希望する支援は、男性が開業後の仕入れ先や販売先の紹介なのに対し、女性は同じような立場の人との交流と言います。起業以前の、経営に関する知識やノウハウ不足が見て取れます。
女性が起業する場合、いきなり業種探しをする前に、自分自身の客観的に知るためのマインドマップ作りや、リーダーシップを身に着けてからでも遅くはありません。これからの時代の起業は、10年、20年先を見据える必要があります。
【ひと言】
多くの女性の場合、自分だけの特色をだすことよりも、他の人の影響を大きく受ける傾向が強いと言われます。人よりも優れた能力を意識的に隠して、平凡な人と同じような出来栄えで甘んじるのは、日本女性特有の性格とも言われます。起業においては、ちょっとでも人と違うことがビジネスのポイントです。定年女性には、殻を破るビジネスをして男性社会からの脱皮を期待しています。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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