今週以降、お盆の夏休みシーズンを迎え、長期の休暇を取る人も多いはず。そんな人にとっては恐縮な話ですが、夏休みは企業経営をする人にとって、休むことよりも学ぶことが大事な時期です。
松下幸之助、小倉昌夫、ジム・ウェルチなど、能力の高い経営者は、「事業が厳しい時は頑張るから大丈夫。問題は、順調にいっている時の心のゆるみ」に大きな落とし穴があると指摘しています。
実際に会社経営をすると気付くことですが、世の中の変化は目に見えませんが、想像以上のスピードで変わっています。この変化の波に一度乗り遅れますと、ばん回するのは大変です。
経営が厳しい時は、この波に乗れていない状態ですから、毎日必死に考え抜いてどうしたらお客さんを呼べるか考えます。ところが順調にお客さんが集まっていますと、関心が自分の事業以外に向きがちです。
人間は、少しでも楽をして仕事をしたい動物ですから、何も考えず毎日同じ作業ばかりに陥りやすくなります。その時期から、お客さんの数はみるみるうちに減少します。
慌てて手を打とうとしても、日ごろ何も考えていないと最適な対策など考えられません。そこから、考えてもみなかった事業の凋落が始まっていくことになります。
事業が順調な時ほど、警戒しなければいけない理由はこんな事情によります。決して休暇を取ることが悪いわけではなく、自分の事業での警戒心を解くことに問題があります。
【ひと言】
会社勤めの時代は、会社から一歩外に出ますと、仕事のことはすっかり忘れても何ら問題はありませんでした。今は、経営者ばかりでなく、社員にも常に仕事での課題を考えることを求めます。そこで考えて答えをだすことによって、高い収入が約束されることにもなります。社員で考え苦労するよりは、リスクも受け止め経営者として取り組む方が、人生としては楽しいのではないかと思っています。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイザーの中山おさひろです。
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