9月に入って、すっかり涼しい日が続くようになりました。朝夕など10度台まで気温は低くなりますから、真夏の調子で窓を開けて寝ていますと、風邪をひくことにもなりかねません。
頭の中には暑かった夏のイメージが今も残っていて、季節は既に変化していても、いつまでも寝苦しさから逃れようとする心理が働くようです。季節の変化は肌で感じますから直ぐ気づきますが、ビジネスの思い込みはいつまでも頭に残ります。
起業においては、印象が格別に強烈だった08年リーマンショック以降、未だに切り替えのできない人が大勢います。企業倒産の件数が多く、仕事を求める人は5年近くも彷徨っていました。
その影響なのか、健康サービス施設による開業を目指している起業家は、安い時給でパート女性3、4人を雇い店舗運営を計画していたりします。今は健康運動のインストラクターで、求職活動をしている人はそうそういません。
飲食店を目指す人で、新たに店長を雇って店を任せる方法で開業することを考える人もいますが、人材不足の現状では開業は厳しいです。8月の暑さから頭を切り替えられない人同様、ビジネスにおいても過去から抜け出せない人です。
人材は不足していますが、他方で開業資金を借りることに関しては、これまでにないほどハードルは低くなっています。こんなところにも、時代の変化はあまり目立たないカタチで起こっています。
起業といいますと、お客さんに関心をもってもらえるか、商品やサービスの売上げはどうなるか、マーケティングばかりに関心が向きがち。人材の問題、資金の問題、それに起業する人の経営能力にも注意を向ける必要はあります。
【ひと言】
起業する人には、現状にばかり目を向けないで、この次の展開を考える能力も求められます。最初から、将来予測をして的確に当てることは難しいですが、日ごろから考える習慣を身に着けると将来に関心を持つようになります。起業を考えるということは、これからの事業の将来を考えることです。開業してから慌てて将来を考えるよりは、今から考える人の方が人間として一目置かれる人になれます。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイ経営者のザーの中山おさひろです。
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