人生を振り返えりますと、今でも息の詰まる大一番と言える、大事な経験したことは誰にもあると思います。学生の頃の入学試験は、その典型的な経験といって間違いないはず。
就職のときの面接試験がそうですし、入社してからも企画説明や重要顧客へ営業プレゼンなど、大一番経験で今も緊張感は甦るはずです。起業においては、開業資金を借りるために金融機関の担当者との面談も大一番の一つ。
大口顧客と取引交渉も大一番といえます。営業経験のない人が起業する場合には、取引相手とどのような話をするとよいのか、初めての人は相談メールをくれる人もいるほどです。
このような大一番の時に、普段ほとんど考えたこともないテーマの話を持ち出すと失敗します。金融担当者にほとんど根拠のない、起業後売上げ見込みの話をしてもまったく説得力はありません。
それよりは、資金の話から離れ、自分が行おうとしているビジネスがいかに地域に必要か、住民のためにいかに役立つかを話す方が、説得力は数倍も高くなります。
これまで大一番を人に話を聞いた経験では、究極の大一番の時に必要なのは、「何も考えない無心の状態に自分を置いておけるか」心臓がどきどきしている中でも頭を空にすることが一番のようです。
そのための準備として必要なのは、「自分という人間は普段何を考え、何を感じる傾向があるのか」普段から徹底的に認識する訓練をしておくこと。自分の頭の中の仕組みを知ることです。
自分が日ごろ考えていることを通して、自分の起業の必要性や人への役立ちを説明するならば、楽に説得力ある言葉になります。これも起業準備の一環と言えそうです。
【ひと言】
若いころ、わたしはよく失敗をしていました。決して自慢するわけではないですが、失敗するたびに職場から逃げ出したくなったものです。ただ、失敗して叱られたことはその後忘れませんから、頭に染み込むようになりました。今考えると、それは財産のようなものです。頭に染み込んだ教訓は一生モノの価値があります。
元気にお過ごしですか。
起業アドバイ経営者のザーの中山おさひろです。
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