起業をすることを決断して、あっけないくらい直ぐに業種や業態の決まる人がいます。そんなに即断して大丈夫と心配になりますが、それでも何とかビジネスを続けています。
逆に、なかなか決められない人も大勢います。1年以上もあれこれ考えていて、何かのきっかけにあっさり決まったりする人もいます。あんなに長く悩んでいたのは何だったのか不思議です。
直ぐ決める人となかなか決まらない人のどちらが良いのか、こればかりはどちらがよいか判断できません。決して早く決めることが良いとは言えません。
ただ、深く考えずに早く決断し、起業はしたもののあっけなく廃業する人がとても多いのも確か。決して、決めるのが遅いから悪いということはないです。
ここでわたしが大事に思うのは、自分の性格をよく知っていることが大事なのでは。自分の短所や欠点をよく認識していることで、失敗を最小限に減らすことができるからです。
直ぐ即断する癖があって、それで何度か失敗したことのある人は、なかなか決めないプロセスが大事にすること。いつまでも決められない人も、どこかで決める術を学ぶことです。
起業ばかりでなく、ビジネス全般に言えることですが、自分の性格をよく認識し限界を知っている人は、他人の知恵も使うことを覚えるようになります。
自分の欠点や限界を、何らかのカタチで補おうとするからです。自分にない能力を、会社で雇う従業員のチカラを借りて補うのも一つの手です。
何歳になっても、自分は何でもできると思い込んでいるタイプの人は、結局何一つモノにできないで、起業を終えるような気がしています。
【ひと言】
ここの文章では、このような話を書けますが、実際は起業を目指す人に欠点などはなかなか話せないもの。特に、大手企業で仕事をしてきた人に、ビジネスの能力や欠点などは禁句です。そのため、起業を立ち上げてからは厳しいものになります。ただ、そこで自分の欠点に気付く人は、その後大きく成長します。わたし自身が、自分の欠点になかなか気付かなかった一人ですから、この流れには涙がでるほどよく分かります。