ストラテジー=経営戦略、タスク=仕事、任務、ロジステック=物流拠点 VUCA=モノゴトが複雑に絡み合って今後何が起こるか予測できない。ビジネスで使われる用語の語源には、軍事用語であるケースが多いです。
そのためか、ビジネスにおいて無意識のうちに、取り組んでいるビジネスの競合ライバル会社は、敵ということになってしまいます。この敵に勝つことこそ、ビジネスで成功するための必須条件と思い込んでいます。
最近、この風向きが少し変わっているように思います。競合会社が、即敵と言う風に短絡的に決められなくなっています。敵か味方かの他に、企業間の事業提携というカタチが幅を利かせるようになりました。
最近の大手企業の動きをみていると分かりやすと思います。自動車業界で
いうなら、最大手のトヨタ自動車は乗用車で競合しているはずのマツダやスズキと提携しています。
従来の、ガソリンエンジン市場で提携することはないでしょうが、EV(電気自動車)や自動運転車を開発・生産するとなると、同業他社の協力なくして全ての車種のラインナップを揃えることは無理です。
これから起業する会社においても、既に営業している会社でも、ライバル会社と連携するための特色や能力がなければ、息の長い事業経営は難しいです。商品やサービスにしろ、販売方法にしろ、オンリーワンを意識する必要があります。
現在、世界の事業環境は第4次産業革命の真っ只中を進行している最中です。第4次においては、業態変換が進んでいて買い手企業が売り手になるマジックのような変換が頻繁に行われています。
時間がありましたら、この業態変換を調べて見てください。以前と違って、どこにビジネスチャンスがあるか予測が難しいですが、これまでの産業革命でも多くの新しい企業が誕生し、古い企業は消えました。
【ひと言】
これから開業する人に、近所への挨拶周りはどうするとよいか聞かれます。周辺のお店はPRにもなりますから、できるだけ多く挨拶しておくことは後々考えると大事です。問題は同業者の場合。何となく顔は合わせたくないものですが、ここは将来を見据え頭は下げておくほうが良いです。開業すると、もっと嫌なことは起こりますから、同業者に頭を下げるなど何のこともありません。