いきなりの質問ですが、あなたはこれから苦境に陥りそうな立場に置かれた時「直ぐに死ぬ気で頑張り続ける」タイプですか。それとも、「崖っぷちに追い込まれてから必死になる」タイプですか。
人は生れついての才能、これまで育った環境、現在の置かれている状況によって、色んな人がいます。こればかりは、どんなタイプがビジネスに向き不向きと、簡単には言えない気がします。
ここで大事に思うことは、自分の性格やタイプを冷静に認識していることによって、意思決定や判断で間違いを犯さないことです。ビジネスにおいても自分をよく知る人は失敗が少ないです。
会社勤めをしていた人の中に「うちの会社ではモノゴトで判断はこのような方法でしていました」 ただ、他の会社の人と話をすると、この判断方法がまったく違っていて、企業文化は会社ごとに違うことを知らされます。
これが公務員の人になりますと、自分の判断方法は全国一緒と思い込んでいる人が多いです。民間とはまったく違った発想です。そして、お客さんが望む要望ともまったく違ったものになりがちです。
その結果、元公務員の方が考えるビジネスはその多くが上手くいっていないようです。彼らの考える要望と、多くのお客さんの考える要望との間には、想像以上に大きな溝があると思われます。
ビジネスにおいては、参入する市場での競合会社が進めている事業を知ることが大事です。同時に、厭それ以上に自分自身の考え方、長所、短所を知ることは大事と思います。
一度、紙を用意して、自分が考える自己分析をしてみては。また、友人や知人を通じて、自分が他人からどう見られているのか、客観視することも起業を考える人には大事なセレモニーと思います。
【ひと言】
起業して経営者になるということは、自分自身を冷静にみると同時に、他人を見る目を養うことが求められます。今は、アルバイトの一人が、お客さんと喧嘩をしてネットに取り上げられて、店が追い込まれることもある時代です。取引先でも、金融機関でも、何が起こるかわかりませんから、他人を見る目を養うことは大事です。