「ジャカルタ・アジア大会2018」が開催中です。既に29日現在、金メダル100個の中国は別格にして、日本の金メダル数51個に対し韓国が37個と一定の差はあります。
もし、韓国と北朝鮮とが統一したとしますと、メダル争いは俄然熱気を帯びてきます。昨日現在、日本は、金51個、銀47個、銅62個。韓国と北朝鮮を合わせたメダル数は、金49個、銀49個、銅59個です。
現在、朝鮮半島の南と北の両国は、1950年の朝鮮戦争勃発から3年後には休戦し、以降緊張した状態が続いています。ただ、大戦後に分裂し、後に再統一したドイツのように、早い速度で併合する可能性はあります。
統合を果たしたドイツは、現在世界で最も財政状態が安定していて、外貨準備も豊富です。旧東ドイツの頭脳や労働力を合わせたことにより、EUでの指導的な地位を獲得しました。
今の世界経済は、将来性のある投資先を探していますが、韓国と一緒になった北朝鮮が最適な投資先になる可能性は高いです。そのとき、縮小が始まっている日本にとっては、願ってもない投資先になっているはず。
日本経済は、対中国進出においては地理的な有利さもあって、そこそこの成功を収めています。今後拡大する韓国でもチャンスはあるはずですが、その時は中国企業との争いが激しくなりそうです。
ジャカルタ・アジア大会のメダル数から、アジア経済の将来予測を考えてみました。世界の展開は一度堰を切りますと想像以上に早いです。今からグローバルビジネスを計画しても、決して早すぎることはありません。
【ひと言】
バブル崩壊以降、過去の資産を食いつぶしと、海外への輸出で繁栄を維持している日本。この国の内向き勢力は、中国や韓国を目の敵にしますが、これらの国に製品輸出をすることで日本経済は息をついています。ビジネスに携わる人間は冷静な目で対応しないと、自分で自分の首を絞めることにもなりかねません。