先日、家以外の「私の居場所」を考える集まりに参加してきました。人間50年以上も長く生きていると、好奇心は希薄になってくるし次第に初めての人と会うことも億劫になってきます。
当然ご自身のビジネスにも影響が及んできて、新たな発想を考えることが難しくなります。今回の集まりでは、公益財団が進める家や勤め先以外の第三の居場所をどう作るかを考えることがテーマでした。
第三や第四の居場所を持つというとは、ビジネスにも大きく関係します。居場所が多いということは、家庭内での立場や職場での役職、担当を離れ、まったく違った視点でモノゴトを見ることができます。
自然とビジネスチャンスにも巡り合う機会は多くなります。また、いつもの決まりきった人間関係とは違って、それまで経験をしたことのない新たな人間関係を構築するキッカケにもなります。
集まりのでは、自分が現在「居場所」から連想できる言葉を10個記入するというものでした。現在既に関わりをもっている「居場所」を順位の上段に書き込み、そこからの連想を続けて書いていきます。
「居場所」を持っていない人は、本当にビジネスにおいても苦労しているものなのか興味が湧きます。よろしかったら、あなたもご自身の第三の「居場所」とそこから連想する言葉10個を上げてみてください。
その連想を通して自分を分析をしてみてはいかがでしょうか。ビジネスに関しても、これまで自分では意識しなかった、新たな自分を発見することができるかも知れません。
【ひと言】
最近は、研究ともビジネスともつかない、以前にはほとんど無視されていたようなジャンルで仕事をしている人が増えています。今回の集まりの中心人物も、調査している課題は「人間と人間との関係性」ということでした。「行動観察」や「デザイン思考」といった、以前はなかった手法によって大きな問題解決が図られているのが今の時代です。視野をもっと広げる必要がありそうです。