起業を考える人間にとって毎朝の新聞に挟まれてくるチラシは、各種業界のPR法が現れていてとても役立つ情報源になる。
東京の郊外に住むわたしのところでは、スーパーや食品店のチラシが圧倒的に多いが、エステや健康食品、便利屋などのチラシもぼちぼち混じっている。
その中で、この時期に気合が入るのが学習塾のチラシ。今年一年の生徒の集まりが、この時期の営業にかかっているから、あらゆる手を使って生徒集めに全力を挙げる。
学習塾にフランチャイズが多いのは、その学習指導法のノウハウもさることながら、やはり生徒さんを集めることのできる塾のブランド力と、集客ノウハウとに最大の魅力があるからだ。
それにしても、ここ1、2年は学習塾の数が増えすぎだ。業界の景気のよさが喧伝されることが多いし、フランチャイズの初期投資が手ごろなこともあって、不景気で事務所を閉めたビルの一室には、ほとんどが学習塾で埋め尽くされている。
しかも、07年からの団塊世代の大量退職者の中には、新たな起業として学習塾を考えている人も多いようで、本部の営業戦略として中年退職者による学習塾経営に力を入れるところも多いようだ。
立地的に競争が少ない場所でなければ、学習塾での起業に勝算はなさそうだ。
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