起業やビジネスで成功したいと思っている人は大勢いるはず。成功を目指すため、ビジネス書を読んだり、セミナーに参加したり、ビジネス塾に加入して、成功のための方法を学ぼんでいる人も少なくないです。
その取り組みを遠くから眺めていますと、山の裾野から徐々に登っている方法です。発想を変えて考えますと、山の頂上から眺めてどのように登ると上手くいくか、発想を変えて考える手法もあるはず。
成功した人たちの個々のビジネス手法を、そのままそっくり真似ようとする人もいます。最も安直ですし、ビジネスのケースがバラバラなので同じことを模倣するのでは、限界が直ぐに表れるのは避けられません。
そこでわたしなりに考えたのは、成功した人の話を聞いてキーワードを探すこと。個別の成功の具体的事例ではなく、具体的な言葉から成功例を探す試みです。そこで気付いたのが「私は運が良かった」という言葉。
成功した人は自分が特別であるかのように、振り返って自分の運の良さを口にします。これはビジネスに限らず、誰もがうまくいった時に「これが自分の実力」などとは言わず、運がよかったことに感謝する人が多いです。
幸運に恵まれるためには、そのための条件をクリアすることが大事なのではと考えました。幸運の女神に好かれる行動することです。起業やビジネスにおいて運がよくなるためには・・
一つ目は、状況をよく把握できていること。これから焼き鳥店開業を目指すなら、どんなニワトリの種類や仕入れ方法をよく知ることです。どのような味が地元では人気になりそうか、時間をかけて調べる上げることです。
二つ目は、開業へ向け調査が進んできたら、今度はどのタイミングでどこに開業するか、時を図ることです。自分の都合にタイミングを合わせるのではなく、ビジネスのタイミングに合わせること。
今後、起業して10年、20年食べていこうと思うなら、受験の時以上に真剣にあらゆる手法を駆使し、思考と行動を続けることです。このような地道な準備をお客さんは一番に評価してくれます。
起業やビジネスはあくまでも自分で創り上げるもの。最初は人の真似であっても、途中からは自分で創ったビジネスなら、その後の方向転換も比較的スムーズに行うことが可能です。
このような手順を踏んだ開業ならば、そうそう簡単に事業に失敗することはありません。最も正統で費用の安い起業方法ですし、後日「運が良かった」の一言が聞こえてきそうな気がします。
【ひと言】
これも長年起業する人と付き合っていて気付くことですが、初めて起業したビジネスをそのまま長く続けている人は本当に少ないです。多くの人は、時間の経過と同じようにお客さんのニーズに併せて、事業内容を変化させていきます。そのためにも、一度は自分が一から立ち上げる経験を積むことが大事です。自分の事業とは自分の顔ですから、初期設計の段階から自分の意志を大事にしたいものです。
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