欧米では国民の貧富の格差が大きいため社会問題になっています。日本には、世界的大富豪が少ないことから格差問題はあまり論じられませんが、貧困層と言われる人たちが増え続けていることは確かです。
貧富の格差を生む原因の一つに、時代の変化に対応できる人と、できない人がいることが上げられます。誰もが気付いていることと思いますが、世の中は絶えず変化を続けています。
「以前は非常識だったことが、今は常識になる」事例はいくつもあります。特に、ビジネスの世界では、トヨタ自動車と米国・GMとは永遠のライバルと思われていたのに、グーグルの自動運転出現で連携する関係になりました。
ビジネス環境や自然環境が変化を続けるなか、市民生活も否応なしに変化を強いられています。この変化を受け入れるか、拒否するかによって仕事や生活は大きく変わってきます。
所有資産による貧富の格差は簡単に解消できませんが、変化への対応は日ごろの心がけ一つで誰にでもできることです。この変化への対応は、その後の貧富の格差を解消するポイントになると睨んでいます。
変化を受け入れることによって、自前の事業が大きく変わった経営者は多数います。旧来型のビジネスではあっても、ITを効果的に導入することによって、収益が大きく膨らませた会社はいくらでもあります。
そのために日ごろから、「何が変わっているか?」「何故変わったのか?」「これからどうなっていくのか?」を常に考える習慣を身に付け、時代の変化を感じ取って自分も変えていくことが求められるのでは?
【ひと言】
ビジネスコンテストにおいて、高い評価を得た事業が実際にはうまく軌道に乗せられなかったり、評価は低かったけれど事業としては成功したり、ビジネスには運やタイミングと言った予測不能な要素が働きます。多分に、時代の変化が大きく作用しているように思います。この変化を味方にすることも事業成功には欠かせません。
